ナベヅル原寸大モニュメント製作記 |
作業開始一口に発泡スチロールといっても、発泡率の違いで全く堅さが違ってきます。今回は原寸大のツルなのでパーツが小さくなり、コーティングするFRPも薄くしなければならないので、発泡率40倍の発泡ポリプロピレンブロックを特注しました。これは相当堅い! |
形状を削り出していく-2事務所の中で作業するので、もうぐちゃぐちゃです。削りすぎると元も子もないので、慎重に作業しています。写真には写っていませんが、ものすごい量の発泡スチロールのゴミも発生します。まだまだ作業的には初期の初期、これから気の遠くなるような時間がかかります。 |
軽く、面を均一にようやくツルらしいラインが出て来ました。羽の部分も、薄い部分で5ミリくらいまで削り込んでいます。このツル、細く長い足(片方のみ)で自立させなければならないので、ある工夫をしています(企業秘密と言うほどではありませんが…)。そのために発泡スチロールで軽く創る必要があるのです。金たわしでの荒削りも限界があるので、次に電動サンダーで表面を滑らかにしていきます。 |
パテ&FRPコーティング-2自宅の玄関前は薬品だらけです…。出来るだけ軽くするために、FRPは通常は2〜3層重ねるところを強度が必要な部分以外は1層のみにしています。それでも羽の接合部分にパテを使い過ぎて重量が想定外になってしまったので、やむを得ず「緊急手術」で胴体の部分の発泡スチロールをほじくり出しました。それにしても炎天下での作業なので死にそうでした。 |
研磨樹脂を乾かして、とりあえず造形を確定させますが、FRPをコーティングした状態は凸凹がわかりにくいので、全体を同色の塗料で塗ってみます。 |
いよいよ腕の見せ所ナベヅルオブジェの最大の難所です。 |
いよいよ腕の見せ所エアブラシ塗装は繊細な作業なので神経を使いますが、真夏の炎天下でのFRP積層作業に比べれば楽なものです。 |
地味な作業ですいよいよ終盤です。とにかくこのツルの完成形は自分の頭の中にしかないので、足のパーツもいろんな素材を使って「それっぽく」するのです。爪は木材の削り出し、足はアルミパイプ、関節はエポキシパテを使用。太さを調整する為に、この上から黒いビニールテープで巻いていきます。 |
いよいよ腕の見せ所 |
一応名前がついています。 |
JR徳山駅へだだっ広い徳山駅に設置すると、あまりインパクトが無くなってしまう… |