No.467 29,000t(トン) sanbuichi-koji, 2025年7月9日 美祢市の建設会社の社長室でリクルート会議。 いつの間にか就職を取り巻く環境(発信する側)が一変していることを痛感する毎日。もうホームページなんか小綺麗に創ってもなんの意味も無いくらい、学生は企業のホームページから有益な情報(本当の情報)は得られないと思っている。逆に、パソコンも持たない学生は「スマホ」さえあれば世界中と繋がれるので大人が考えるよりもはるかに進んでいる。SNSはFacebookで十分やろ〜、と思っていた自分も、今は死に物狂いでInstagramを勉強している。企業が持っているインスタの、あのトップページを見ただけで「この会社はイケる」と分かる。もうインスタを活用していない会社は学生から全く相手にされない時代なのだ・・・。 そんな中、そういえば自分も昔リクルーターをやっていたことがあるので、古い資料を引っ張り出してみた。 リクルーター時代に、学生向けに自分で『手書きして』創っていた今で言うフライヤー。昭和63年11月!昭和って・・・。ネットは愚か、パソコンも普及していない時代じゃ!当時ワープロは私物を持っていたので会社で使っていたが、面白いモノを出版したかったので全部手書きしていた。タイトルは、当時のリクルーター4名の頭文字を取って新聞のタイトルに。今思えば、こんなモノ誰も創ってなかった時代に独りで変わったことをしたのが今の職業のきっかけになったかもね。 当時の会社のフロア図を俯瞰で『手描き』いやちょっとすごいクオリティー。 後半は、手描きと写真の切り貼りをミックスしたような誌面。名古屋のトヨタ自動車の研修センターに学生を引率して行った時の様子が面白おかしく編集してある。今から36年前の出来事でした。当時のワタシ、つくづく入る業界を間違えたね(泣)。 そんな昔の話も披露しながら約2時間半の会議を終え、T社長から「三分一さん、今度当社で変わったものを販売しようと思うんですよ〜、お見せするのでちょっとついてきて下さい。」と案内されたのがココ。 富士山のように高〜く積まれたのは、高速道路の補修の際に切削されたアスファルト。これを再処理したものが「切削材」として再利用できて、砂利の代わりに敷いて圧接すると簡易アスファルトのようになると言うことだった。三分一「社長これ欲しい〜!ちょうど庭の雑草留めにマルチシートを敷いて砂利を敷こうと思ってたんです。今度軽トラで来ますね!」T社長「どうぞどうぞ、トン100円です(笑)」三分一「軽トラに多分200kgぐらいしか載せられないので・・・それでも200kgで、200円?安っ!」T社長「いやいや、トンですよ(笑)」 三分一「に、にじゅうえん!」 軽トラ満載で20円でした。これは2トントラックを借りてでも来るべきじゃ。 高速道路の補修を専属で請け負う会社ならではの廃棄物の再利用で、まさに必要な人にとっては『宝の山』、これ全部でどんくらいの量があるんですか?って聞いたらT社長「2万9千トンです」 日々の感想