リカレント教育の場 sanbuichi-koji, 2024年10月21日 毎年、リカレント教育に関わっていて、本来は今年も2月から半年間、社会人のリカレント授業の講師を担当する時期だったのだが、選挙の期間はどうしても時間的に難しいかもしれなかったので担当を外していただいていた。今までデザインの仕事をしながらも、非常勤講師として徳山商工高校、防府商工高校、YICキャリアデザイン専門学校等のデザインの授業を担当してきた。変わったところでは、学習塾で高校生の英語と数学をどうしても助けてくれ!って言われて引き受けていた時もある。元々、大学進学時は教育学部志望だったので、学校の授業を担当することは正直向いていると思う(本業よりも向いているかも)し、結局大勢の生徒に向けてする授業は、生徒たちを「やる気にさせる」ことが全てなので、楽しい授業にすれば勝手に盛り上がるし、成果も付いてくる。そして今年も社会人のリカレント授業が12月から来年6月までの間始まるので、講師の依頼があり、特に社会人のリカレント授業は楽しいので、二つ返事で快諾。リカレン教育は、「学び直し」とも訳されるように、一旦就職したけど、仕事に必要な技術やスキルが不足していると感じたり、職場が希望職種に合わなくて退職した社会人に、学び直しの機会を提供する教育なので、基本的に前向きな受講生が多い。自分が担当する『WEB・一般事務科の画像処理やWEB画像制作』の授業も、募集したら即満員になるようなジャンルで、年齢層も20代から60代の方まで、自分よりも年上の受講生がいた年もある。普通にデザイン事務所で働けるスキルを持っている子がいると思えば、全くパソコンに触ったこともないというような純白な方もいて、授業のペースがすごく難しいけど、そこは先生が優秀なので(笑)とにかく楽しい授業になる。しかもクリエイティブ系の授業なので、右脳を活発に使う。先生が話す時以外は、コンピュータで作業している時間になるのだが、先生はシーンとした空間が大嫌いなので、アナログプレーヤーを毎回教室に持ち込んで、レコードをかけて右脳を活性化させる。レコードなんか見たこともない若い受講生には、「レコードとは?」という音楽とデザインの文化の話でひとネタ講話もできる。とにかく、人に教えるという行為は、自分自身も勉強しないといけないので、自分の成長だと思って楽しむことにしている。 日々の感想