飽きないラーメンとは sanbuichi-koji, 2024年8月12日 試食会で使った徳高ラーメン用の「煮豚」が余ったので、自分でラーメンを作ってみた。 見た目は、限りなく「徳高ラーメン」です。スープの色具合といい、もやしとネギの感じといい、煮豚は完璧な本物なので間違いなく美味いラーメンに見える。スープと生麺はスーパーで売っている「既製品」なのだけど、実は既製品の方が本当はうまかったりする。徳高ラーメンは自分が高校生の時は毎日食べていた。自宅から母が作ってくれた弁当を持って行くのだけど、弁当は1時間目か2時間目の休み時間にサッサと「早弁」するので、昼休みになるや否や、食堂にダッシュし、ラーメンを食べるのが日課。毎日食べても飽きないのが徳高ラーメンの特徴で、最近の流行りの◯◯系ラーメンとか、やたらと味の濃いラーメンは絶対毎日食べられない。自分たちで徳高ラーメンのレシピを当時の食堂のおばちゃんに習って再現してわかった。ラーメンの命のスープの原材料は至ってシンプル、豚骨と鶏ガラだけを煮込んでベースをまず作る。そして豚バラのブロック肉を、菊水という地元ブランドの醤油、みりん、砂糖、ニンニク、ガーリックパウダー、この5種類の材料だけ、絶妙のバランスで煮込み、この煮汁とベースのスープをブレンドして「豚骨醤油スープ」が完成。このシンプルな食材だけで作るので、あっさり、毎日食べても飽きないラーメンになる。毎日食べるためには、「美味しすぎる」ラーメンではダメなのだ。これは飲食店の鉄則で、美味しすぎるラーメンはすぐに飽きられる。「美味しかったけど、ちょっと何か足りないかも、でもまた明日食べに来ればいいや」という気にさせるのが一番の『隠し味』。 日々の感想