総会シーズン sanbuichi-koji, 2024年5月4日2024年5月12日 所属する一般社団法人山口県デザイン協会の通常総会の案内が来て、5月25日(土)だった。 さすがに今回は欠席せざるを得ない。 山口県デザイン協会には1997年に事業を始めてすぐに入会し、30代の後半から理事を務めるようになってさらに2005年〜06年は会長を務めた。会長を引き受けるようになった背景は諸々あったのだが、当時42歳、デザイン業界ではまだ若手の頃だったので責任感のストレスは半端なく、ストレス太りで今より15kgくらい太っていた。でも当時はバイタリティーも凄かったので、当時としては画期的な事業やイベントを数々やった覚えもある。 会長を降りて10年後くらいに、今度は専務理事として一般社団法人の事務局を4年担当した。この専務理事の4年間は最も勉強になった時期だった。事務処理の量も膨大だったが、事業計画で山口県との折衝や調整で奔走し、予算や決算、決算書や総会資料の作成、総会の段取りも全部一人でこなしていた。 デザイン協会は言うに及ばず、他の所属している団体でこの時期(5月後半)に総会が行われるが、最近はどの団体でも総会がそんなに「荒れる」ことが無い。でも実は総会って本当はこんなもんじゃ無いことを知っていると、いざという時に対応できる。 その昔、山口県デザイン協会は県内で250名くらいの錚々たるメンバーで構成されており、もう滅茶苦茶刺激的な団体だった。自分はまだ入会して2〜3年、周南地区で理事に推され、理事会では一番の若手で見ること聞くことが全て新鮮な時代だった。 当時全国的に団体の「社団法人化」が進められている時期で、我が山口県デザイン協会も社団法人化すべきか否かで団体内で意見が真っ二つに分かれた中での通常総会。総会では、通常、議案に入る前に議長を募り、通例で(予め役割で決めている)会長が議長として議事進行をする流れなのだが、この時はいきなり出席者の一人から手が上がり「ワシに議長をやらせろ!」と凄んできた。社団法人化を反対する急先鋒の方だった。150名以上の出席があった総会の会場は騒然となった。この修羅場を切り抜けたのは、当時会長だったM氏の臨機応変な対応があったからで、途中中断したものの見事に議長の座を渡すことなく会場の承認をとり最終的に社団法人化の議決を取り切った。この時の総会のことは絶対に忘れないだろうと思うほど衝撃的で、総会ではいつ何時こういう事態があるかも知れない、という事を自分が担当する時にも想定している。 この時反対した人も実はものすごく熱い人で、サムライのような人だった。最近はこんな人本当にいなくなった。 日々の感想 過去を振り返って