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ぶいちの毎日
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No.014 素材が素晴らしいと、ポスターも創りたくなる。

sanbuichi-koji, 2024年4月14日2025年5月3日

26年もデザインの仕事をしていると、自分が創ったのに覚えていないものもある。(ただ物忘れが激しいだけなのかも…)

昔のブログの写真を整理していると、徳山巨峰ワインのパッケージリニューアルの仕事をした時、当時須金が大好きになって、各所で撮影をした写真でオファーもないのに勝手にポスターを作ってパネルにして、現物は須金の方が欲しいと言われたので差し上げて手元に残ってなかったので忘れていたが、こんな5枚シリーズを創っていた。

まずは巨峰ワインの原産地の須金のぶどう農園。

SUGANE(シュガーネ)と名付けたワインの新しいラベルのモチーフとなった須金の「船本橋」。この景色を発見したときに、あまりにも美しかったので絶対にこの赤い橋を使いたかった。そして自分ではこの橋を「ワイン橋」と命名して、この橋を渡れば幸せになるというような都市伝説のストーリーを構想していた。

ただ当時、この赤い鉄橋はかなり老朽化していたので、SUGANE(シュガーネ)の完成に合わせて橋の色をワイン色に塗り替えてもらった。といっても橋を塗り替えるのは簡単にできるような事業ではなく、当時の市長がワイン橋のストーリーに共感して橋の塗り替えが実現。

毎年6月第1週から2週の数日間、多分須金の夜は宇宙みたいになる。

錦川の両側の山の上まで蛍が乱舞して、あの感動は忘れられない。ただし蛍の撮影は難易度が高く、毎年毎年カメラと三脚を抱えて毎日のように須金に通った。

当時、須金の観光スポットにも載っていた場所だけど、行ったことがある人がほとんどいない、平家の落人である秋月丸が住み着いた御所ケ谷に現存する「祠(ほこら)」。そんな場所は自分の好奇心に突き刺さって行きたい気持ちを抑えきれない。須金のぶどう農園の高橋さんに無理を言って、この場所に連れて行ってもらった。高橋さんも1回しか行ったことがないそうで、多分一人でここに分け行ったら二度と帰って来れないような道なき斜面を数十分、たどり着いた時は本当に精霊が宿っている感覚だった。写真でもはっきりわかる斜面の感覚!

最後は、須金の中心市街地をセスナから撮った航空写真。雪で真っ白な時期だったけど錦川に囲まれた須金の街の様子がよくわかる。昔は約4,000人以上の人口があった須金も、今は400名弱に。

須金、大好きな場所です。

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