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ぶいちの毎日
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No.112 現役生が徳高ラーメンを文化祭で!

sanbuichi-koji, 2024年7月19日2025年5月3日

今年の徳山高校の文化祭で、現役の高校生が『徳高ラーメン』をやりたいので指導していただけませんか?という相談があったので学校で話を聞いた。

生徒会の生徒を中心に企画書を作っていた。その企画書には、

目的:かつて徳高食堂に存在した幻のメニュー「徳高ラーメン」を、徳高ラーメン保存会の方々に監修を依頼し生徒の手で再現する。例年大晦日に、徳高ラーメン保存会の方々を中心として徳高ラーメンを振舞うイベントを開催し、現在ではOB、OGが顔をあわせる機会となっているが、徳高ラーメンの味を知らない世代は多い。この企画を「伝統の味」を継承する契機とする。
生徒と保存会、岐山会が協力して企画を実現することで、「世代を超えたつながり」を生み出す。特に、かつての徳高を知る世代から学び得るものは多く、貴重である。世代は変わっても変わらずにあり続ける徳高祭は、縦のつながりを生み出す絶好の機会と考える。
徳高生徒の保護者に徳高の出身者は多い。今年の徳高祭の観客は無制限なので、保護者や地域の徳高卒業生に「学生時代を思い出す」機会にしてほしい。

と、保存会を立ち上げた私としては、現役生にも徳高ラーメンのことは確実に浸透しているので少々感動。ただ、学校としては手放しで賛成ではない部分もあるみたいで、それは、生徒が校内でラーメンを調理することの難しさ、臨時食品衛生許可の確認、安心安全を徹底しなければ学校はOKを出さないという点だった。
実際ラーメンは最低でも前日の仕込みから始まって丸2日かかるので、それを1日だけで作るように調理方法をアレンジしなければいけない。

「それで、結局ラーメンは何食作るつもりなの?」
「500食です!」
「営業時間は何時間?」
「3時間です」
「3時間で500食!ムリじゃないかな〜」


というやりとり。大晦日の徳高ラーメン10年間の経験上、1時間で100食出たことはあるけど、もうパニックパニックでスタッフが20人くらいいても目が回るような忙しさになる。物理的に3時間で500食のラーメンをきちんと調理して提供することはムリなので、さらに調理方法を煮詰めなければならなかった。
徳高ラーメンのレシピを忠実に再現するには時間的にも不可能なので、スープに関しては限りなく「近い味のものを探して」調理時間を省き、チャーシューも同様に調理済みのものを購入する以外に実現可能な道がないような気がする。
どちらにしても、一度事前に予行演習をやってみようという事で最初の打ち合わせは終わった。

徳高ラーメンを昔のレシピで完全復活させて保存会を立ち上げた私・三分一と善甫先輩(写真左)としては、当時の味を知らない現役の高校生が興味を持ってくれたことが本当に嬉しくて、何としても裏方で(少しだけ)応援して実現させたい。
本物の徳高ラーメンは生徒が考えているより10倍くらい大変だけど、初めの一歩が大切なのだ。

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