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ぶいちの毎日
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No.099 涙腺が・・・

sanbuichi-koji, 2024年7月6日2025年5月3日

10:00から学び交流プラザにて、「少年の主張コンクール周南大会2024」の表彰式および発表イベントだったので、周南市青少年育成市民会議の健全育成事業部会長としては現場を知っておかねばならないので聴講。

もぉ〜こんなことになるなんて。感情を抑えることが大変だった。

今日はプログラムに作文が全部掲載されていたのだけど、事前知識を入れずに青少年の生の声を聞こうと思って読まなかった。そして中学生の主張で2番目に発表の女の子、登壇して、司会者から紹介されても一向に発表しない。
無音状態が5分くらい続き、「?」、会場も誰も動こうとしない。「なんで誰もケアしないんだろ?」
最初、女の子の感情が高まって泣いてしまって発表できないのかとも思った。会場の一番後ろの席で見ていたので女の子の表情が見えないけど、泣いているように見えないし原稿をしっかり手に持っている。恥ずかしくて声が出ないのかな?
さらに5分くらい静寂が続き、手話のお姉さんがなにやら声をかけた。
やっと第一声が発せられた。と思ったらまた数分間の沈黙。
そしてやっと文章が読まれた。泣き声でもないし、ハキハキ読んでいる。内容は、小学校で知り合った親友との友情の話だった。まだ事の真相を知らなかった自分は、この時こう思った。
「一番親しかった友達に何か不慮の事故かなんかが起きて、そのショックを思い出して感極まって読めないんじゃないかな?」と。
全然違っていた。
〜何事も順調に進んでいるように感じられると思いますが、立ち止まるばかりです。『止まれ』のサインを出しているのは私の吃音症です。〜

という文章を女の子が読んだ時、全てを理解した。と同時に、自分の感情が、というか、涙腺が完全に崩壊しそうになり、持ってきていたハンカチで鼻と口を思い切り押さえて声が出るのをなんとか我慢。
この子、吃音症の症状の中でも「難発」という、最初の一文字が出にくい症状の子だった。作文の中にも、
〜私の場合、あ行が言いにくくなることが多く、挨拶できなかったり、話すときに最初の一音が出なかったりします。〜
作文を読む最中も、しばしば言葉が出なくなり、各局全部読み終わるまで30分以上かかった。
最近こんなに感情を揺さぶられた事は無いほど、この子の頑張る姿に感動して、周りに人がいなかったら大声で泣いていただろう。作文の内容も、全部感情移入したら耐えられなかったので、どうにか違うことを考えたりして変な話、「早く終わって!」と思った。会場でも泣いている大人いっぱいいた。

でもこの女の子、本当によく頑張った。よく200人の前で発表することを受け入れたな〜。今思い出しても泣きそうになる。

5人の受賞者が発表を終えた後、中学校の先生が作品を講評されたのだけど、しっかり事前に講評の文章を作ってそれを読むだけだった。せめて自分の言葉で、さらにこの女の子が頑張ったことにも触れて欲しかった。

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