大統領令

昨日の工藤先生の講演会の中でのネタで書きたいことが山ほどあるが、一番印象に残った「知らなかった事」。
アメリカでは国家機密と呼ばれる情報も、約10年後には完全に機密が解除されて誰でも知ることができるという『大統領令』があること。
今トランプ大統領が、毎日大統領令を乱発する様子がニュースで流れているが、工藤先生が第二次対戦中のアメリカ軍が撮影した、貴重な日本の写真を集められるのも、この大統領令によって資料が手に入るかららしい。

当時の『国家機密情報・資料の指定と解除を定めた大統領令11652号』によると、
（１）最高機密（Top Secret）→満2年を経過したのちに、自動的に機密（Secret）に格下げされる。
（２）機密（Secret）→満2年を経過したのちに部外秘（Confidential）に格下げされる。
（３）部外秘（Confidential）→満6年を経過したのちに、自動的に機密が解除される。
ということは、戦時中の最高機密は10年経つと一般公開とは言わないまでも、機密ではなくなるので調べれば誰もが知ることができるというシステム。

さすが自由の国アメリカ、ある意味恐ろしい。