入札の数字に目が・・・ sanbuichi-koji, 2025年1月21日 地元の新聞「日刊新周南」には、2面に周南市/下松市/光市の入札公告と入札結果を記載するスペースがあって、特に関心の無い自分でも何となく毎回見てしまう。関心が無い理由は、デザインのジャンルでは市の事業に関わるためには「入札」という手段はあり得ないため。物品とか工事、製作物という実態のあるものは価格競争に巻き込まれて事業者を決定する手法が一般的なのかな?それでも工事の手法やクオリティは「ノウハウ」という部分で価格では図りきれない要素もあるはず。価格だけで仕事の受発注を決められる入札という手段は、結局安かろう悪かろうの原因になるはずだと思うので好きではない。金額以外の要素(企画力や提案力、デザイン力が問われる)がある事業だけは、プロポーザルコンペという形式で唯一自分たちが市の事業に参加できる部分。一応これまでも参加できるプロポーザルコンペには応募して、実際にプレゼンテーションの資料を作って審査員の前でプレゼンをして受託した事業もあるけど、もう準備にものすごい時間と労力がかかり、プロポーザルに落ちた時には時間と労力が全く無駄になるので本当は割りの良い仕事で無いのかも。それでも小さい市場の地方の場合は、公共工事や行政が一般企業に委託する事業には敏感にならざるを得ないほど、本当に地方には仕事が無い! 今日の本題。今日の周南市入札結果の落札金額の数字に、今まで見たこともないような数字が。 じゅういちおくよんせんよんひゃくまんえん〜!事業名は、(仮称)徳山北部拠点施設・認定子ども園建築主体工事となっていたが、市営?なのかもしれないが、認定こども園の工事にこんな建築費がかかるのか…しかもその下の2つの入札金額の工事も同じ建築物の違う種類の工事なので、合わせると15億以上の建築が入札で決まるのか・・・なんか次元が違いすぎて実感がないけど、平和な周南市の背後では、恐ろしいほどの公共工事の取り合いがあるんだろうなぁ。と感じた。そしてもっとも単純な疑問。この認定こども園の予定価格を算出するための基本設計図面は、誰が描いたんだろう…。建築物の内容(中身)に関心がある人間がどれだけいるんだろう、という感想も同時に。 日々の感想