あきらめません! sanbuichi-koji, 2024年10月8日 たまたま書店でこの文庫本を見つけ、読んでみたら本当に痛快選挙小説だった!主人公は女性だけど、60歳を過ぎて仕事の定年を機に夫の実家の地方で老後を過ごそうとしたら、ひょんなことからその市の市議会を傍聴してしまい、あまりの低次元な旧態然とした市議会に我慢できなくなり自分が市議会議員選挙に立候補してしまう。そして選挙では全く歯が立たずに落選。この時点で、無茶苦茶自分とダブってしまって、これ俺のことじゃん、と読み進む。選挙を失敗しても、何もしない議員以上に活動を続けて2回目に当選、ただし、市議会議員の現実に直面すると、続けることが嫌になって辞職を考えるも、周囲の叱咤激励に発奮して辞めるどころか、市長選に立候補!見事市長に当選して、さらに日本の議会で初めてクォータ制を導入して、それまでジジイばかりだった議員の構成を、次回市議会議員選挙で半数が女性になるところまで改革して物語が終了。 元気が出る小説でした。これ映画化もあるんじゃない? 日々の感想