選挙ポスター wizzplanning, 2005年9月7日2024年3月29日 台風で衆議院議員選挙の看板もバタバタ倒れ、ポスターが道に散らばっている。 そこで今日は選挙ポスターについて。 選挙の時期になるといつものように最悪なデザインのポスターが街に貼られる。 私も過去に何度か選挙用のポスターのデザインをさせてもらったが、なかなか自由にはさせてもらえない、これが。 少しでも名前と顔を大きく、目立つようにデザインするのが選挙のポスターのセオリーなので、結局誰がやっても同じようなポスターになってしまう。 実は最初に選挙のポスターをデザインしたときに、参考になる面白い本があったので購入した。 東大法学部のあるゼミが編集した、「選挙ポスターの研究」という500ページを超える立派な本。選挙ポスターのあらゆることが分析してある。 レイアウト、色使いの分析はもちろん、候補者の顔の位置やファッション、名字の大きさ小道具の有無などが政党別にも分析してあり、大変読み応えがある一冊である。 結局、選挙のポスターは「顔」と「名前」なのだが、ならば顔の写真にもっと気を付けなければいけない。 以前、フォトグラファーの宮本氏に撮影を頼んだとき、彼はまず候補者と2時間ばかり雑談し、候補者のいい表情をイメージしてから、さらに2時間かけて撮影した。その写真のできばえは、さすが!と唸らせる出来だったので、デザインする方も凄く楽しかった。 その時のポスターは、決して派手な色使いもしていないが、40名にも及ぶ候補者のポスターの中でも群を抜いていたと自負している。 もっと選挙ポスターも楽しくないと、投票率も上がらないんじゃないかな? 未分類