期待感

徳山動物園は、市街地から歩いても数分のロケーションなのに、ほとんどの来園者がクルマで来て見終わったらクルマで帰っていく。

先日行った上野動物園は、駐車場なんて無い。当然だが。

中途半端に駐車場なんて無い方がいいんじゃないか？という気がする。 人間は、便利になると更に便利な方に行くように横着になっていくので、だいたい十分な駐車場があって、動物が動き回るところが十分に見えて、広くて休憩するところがたくさんあって、・・・そんな要求を全て満たせるわけないから、少しづつ調整して折衷案のカタマリのような中途半端な案が出来上がって…そんな動物園面白いわけが無い。

動物園は「動く動物の生態を見せるところ」を貫いてもらって、駐車場なんて無くてもいいじゃない。動物園に入ったらみんな歩くんだから、「動物園は公共交通機関を使って行くところ」というスタイルを主張すればいいと思う。

上野動物園にしろ旭山動物園にしろ、人気のある動物園には、「動物がどんな動きをするかわからない、予測不能な動きをする瞬間を見れる」期待感がある。

この期待感があるから楽しい。

カメラ小僧やカメラ親父がすごかった。