大変だけど、大きな進歩 wizzplanning, 2009年3月19日2024年3月31日 周南市の市長公用車の広告デザインについて、専門家で協議調整する「市長車デザイン会議」なるものを昨晩開催してもらった。市長にも少しだけ出席頂いて。 こういうこと自体、今までの行政に無かった手法で、今後行政とデザイナーが歩み寄って街づくりのために「恊働」するという画期的なものになるんじゃないかと思っている。(自分だけか?) ただし、ただ~し、 個性の強いデザイナーの意見を調整するのは大変なことなのじゃ。プロのデザイナーなら、自分が創ったものが一番だと(口には出さなくても)思っている。しかし自分は、他のデザイナーの意見も取り入れる柔軟さも持ち合わせないとプロとしては失格なんじゃないかとも思っている。 そういう意味でも、専門家集団でデザインを練り上げていく今回の取り組みを是非成功させたい。 片や市役所の職員さん達は没個性で目立たないようにするのが美徳(?)というスタンスなので、両者の認識を統一するためには、出来たものの成果で示すしか無い。コンセプトをはっきりさせて、インパクトがあって美しくて無駄を省いた(これが一番大事)デザイン展開すれば、これだけ成果が出ました!という成功事例をつくる必要があるのです。 でもいきなりそんなことは無理なのも十分分かっている。 特に市の財源が苦しい中、行政はいかに一般企業からの広告収入でいろんなことが賄えないかと、一昔前の広告代理店のような仕事もやっている。企業としても、中途半端に(効果の出ない)新聞やらチラシやらテレビスポットに広告宣伝費を無駄に使うぐらいなら行政の発行するものや行政の動産不動産に広告を載せた方がイメージが良い。だから古い広告代理店は実際に大変なことになった。 ま、とりあえず昨日の会議は大変だった…が、今まで自分たちが少しずつ地元に貢献しながら活動してきて、デザイナーと行政がここまで恊働できることになったこと自体、大変な進歩と思っている。 多分、山口県初でっせ!初物好きの周南市長にぴったり。 未分類