重すぎるテーマ wizzplanning, 2008年7月18日2024年3月31日 徳山高専の土木建築工学科2年生の創造演習発表会の審査を依頼された。 全国高等専門学校デザインコンペティションの学内予選も兼ねている授業の発表ということだったが、なにしろテーマが重すぎる、というのが感想だった。 「地域と人間の共生に向けて」 テーマの背景が、 地域の喪失が云われて久しい。 例えば、地域社会、地域文化、地域産業、地域市場、地域環境の喪失。現在我々は、国際社会の一員でありながら、それぞれの地域の再生に向けて考えなくてはならない時期に来ている。 今回のコンペティションでは、それぞれの地域の再生に向けた象徴的なオブジェを制作してほしい。設定する地域は、現在暮らしているところでも、別の所でもかまわない。地域の特徴と課題をよく捉えてほしい。 と、前置きがあって、 「地域再生を目指し、環境に配慮しつつ、市民参加も可能なオブジェの制作」なのである。 もう抽象的すぎて、案の定、この課題を理解できていたチームは無かった。 まるで国家的プロジェクトみたいなテーマだな…。 未分類