建築家の愚痴 wizzplanning, 2005年6月22日2024年3月29日 建築家の悪友が夕方事務所にやってきて、愚痴をこぼして帰っていった。 彼は3年前に独立して建築設計事務所を立ち上げ、今や広島の一等地のビルに事務所を構えて、仕事も順調でノリに乗っている。 独立するのは私の方が早かったが、デザインと建築で相通じるモノがあるので、お互いに切磋琢磨しながら頑張っている。 今日の愚痴は、ある医者の自宅の設計を紹介されて、先日プランを3つほど造って、それぞれ模型まで用意して1回目のプレゼンをしたところ、その医者の奥さんに3つとも完全否定されたらしい。 20数年間建築の畑で飯を食ってきて、はじめて全部ダメ出しされたことが、よっぽどショックだったらしい。それも、ど素人に。 その奥さんは、家といえばプレハブメーカーの住宅みたいな建物をイメージしていたらしく、建築家が腕を振るった設計が理解できなかったのだと思う。 我々も同じような思いをしょっちゅうしている。 特に広告を創る場合には、クライアントあってのデザインになるので、時に自分の意に添わないデザインになる時もあるし、自信を持って提案したデザインを完全否定されることもある。 こう言われたら、こうかわし、戦法を変えて攻めてみる。 デザイナーはプレゼン能力・折衝術がなければ、ただのご用聞き? 未分類