アンパンマンの悲しい過去 wizzplanning, 2005年6月20日2024年3月29日 近くの周南市美術博物館で「やなせたかしの世界展」がはじまったので見に行った。 言わずと知れた、アンパンマンの生みの親。 なんとアンパンマンは今年30周年になるらしい。 私の子供も赤ちゃんの時(今から約10年前)は、アンパンマンが大好きで、絵本やビデオは、子供と一緒に飽きるほど見た。 実は今携わっている、おげんきクリニックのキャラクターの物語は、アンパンマンの影響がかなりある。 みかんを食べすぎて頭がみかんになった、たぬきの「のんたくん」。 いろんな人と触れあいながら、出会った人を元気にしていくという物語を、ホームページ上で童話にして発信している。 http://www.ogenki-clinic.com/monogatari/main.html やなせたかし展で、本人がアンパンマンについて語ってあったが、 アンパンマン物語では、アンパンマンが悪と戦うときにアンパンチやキックといった必殺技を出すが、絶対に誰も死なないし、バイキンマン(悪役)も誰も殺さない。どこか憎めないキャラクターに仕上がっている。 でもアンパンマンにもルーツがあった。 30年前のアンパンマンは実は人間だった。それも、ふつうのおっさんがほっかむりをしたような頭で、おなかの中にあんパンを入れている、とても不細工なおじさんだった。 しかも、場所は戦争が終わっていない中東で、飢えに苦しんでいる子供にあんパンをあげるために飛んできて、さらに悲しいことに、大砲に撃たれてしまうのだった。…絶句。 あの愛嬌あるアンパンマンにも悲しい過去があったのだ。 展覧会の会場の、隅にあった1枚のパネルだったが、一番印象に残った。 未分類