1時間前までは、立ち直れんぐらいショックが尾を引いていた。
というのも、先月事務所のMacが1台永遠の眠りについて、どういう訳か他にも1台調子が悪くなり、結局3台あったG4の良い部品だけ寄せ集めて2台の使えるMacをなんとか確保した。
事務所にはMac MiniやMacBookもあるが、DTP専用のマシンには和文/欧文のフォントが山ほどインストールされているので、この環境をもう1台のサブマシンと合わせるだけでもめちゃめちゃ面倒くさい。でも万が一の事があるので、絶対に1台だけで制作する事はしない。 やっと寄せ集めのG4にも慣れた頃、また例の「カーネルパニック!」この画面は本当に心臓に悪い。ただし何とかリセットできたので、そんなに重傷ではないと思い、傷の浅いうちに修復ソフトでリカバリーを試みた。 これが取り返しのつかない事になるとは…。
夕方同窓会の常任幹事会の会議の時間が迫っていたので、何の気無しに「ディレクトリの再構築」のボタンを押してしまったのだ。バックアップも取らず…。
そして再起動。わが目を疑った。
が、画面が買った時の状態に…。 デスクトップやブラウザ、メールのインターフェイスは、自分がやりやすいようにカスタマイズしているし、先月メールのバックアップを取ってなくて大失敗したばかりなのに…。 またメールの大事なデータが、一つ残らず無くなった。もうショックで立ち直れん、っていうか、自分のアホさ加減にがっくり。探しても探しても見当たらず、ただ頭の中が真っ白に…。
もう会議の時間が迫っていたので、萩原に、最低限の設定だけやっておいてくれないかと伝言し出かけた。 会議で諸先輩方にプレゼンしなければならなかったが、適当にごまかして、心ここにあらず。帰ったらどうしよう。せっかく仕事が回り始めたのに、これが人生か…と、最低のテンションで事務所に帰ってきた。
そしたら、デスクの上に萩原からのメモが。「たぶん直りました。お先に失礼します」 な、なにぃ~!!と、おそるおそるメールを開くと、完璧にもとに戻っている。消えたはずの送受信記録が!そしてブラウザ(Safari)の苦労して創ったアドレスバーも元に戻っている。
すげぇ~な、萩原。ちょっと近年稀に見るほどの嬉しさ。
しかし、相当コンピュータに無知な自分にもちょっと呆れるね。