音楽かデザインか wizzplanning, 2007年8月3日2024年3月31日 作詞家のA.U.さんが亡くなったというニュース。 まさに昭和の歌謡史の中心に君臨していた人だ。 テレビで彼が手がけたヒット曲が紹介される。ほとんどの曲が、今でも歌詞を見ずに歌える。それだけ歌詞が身に付いている。それだけ昭和の歌謡曲は「強い」のだ。 最近は新しい曲に関心が全く無くなって、もっぱらミスチルばかりなのだが、ふと思う事がある。ソングライターとデザイナー、どっちがすごいか? 自分も高校時代は誰もが通る道で、バンドを組んで自分で曲も創ったりしていたが、今思い出しても恥ずかしいくらいの幼稚な出来だった。 プロのソングライターは、時代を超えてもその歌の価値は全く色あせない。 ミスチルの桜井和寿は天才だと思う。ミスチルの曲をギターで弾いてみると、最近の曲みたいにやたらと難しいコードを使ってる訳でもなく、昔のフォークソングのコード進行に似ている。ただし、彼特有の「転調コード」と呼ばれるコード進行で、絶対にミスチルだ、という独特の世界を創りだす。 彼もビートルズに影響を受けてギターを始めたらしいが、最初に弾いたコードが「Am」。普通の人は、まず「C」から覚えるので、やはりちょっと変わってる。 多分、音楽で成功したい、音楽で飯を食いたいと思う人間の方が、デザインの世界で同じ事を考えている人間よりも多いと思う。 その世界の中で圧倒的な存在感を放つ事の方がすごいと、今は思う。 未分類