印刷と紙と水の関係 wizzplanning, 2006年12月19日2024年3月31日 珍しく朝一でブログを書く事にした。 我が事務所の出力機はゼロックスの最新鋭機(3年前の)で、色に関しては文句の付けようが無いので今のところ替えるつもりもない。ゼロックスの出力機は4台目になるけど、今のマシンでもオフセット印刷より奇麗なので、これ以上進化しても意味が無いように思う。ただしマシン自体の価格は350万円くらいするので、これは当然リースなのだが、前のマシンのリース期間中に新しくしたりすると、リースの総支払額は500万円くらいになったりする…。それでも商売道具なのでクオリティの高い出力を出すためには必要経費だと思っている。 ただし、この手の出力機の弱点がひとつだけある。(正確にはふたつ) トナーを熱で転写する構造なため、厚い紙に出力すると、どうしてもインクが載っている部分とそうでない部分の収縮が起きて、紙が微妙に反ってしまうこと。この時期は年賀状を頼まれる事が多く、断裁機があるがゆえに1日で完成するので手軽に受けてしまい、出力機が回りっぱなしの日も多い。 特にハガキの場合はA3ノビサイズの用紙に8面配置して出力し、断裁機に通すのだが、昨日の夜は、なぜか出力した段階で異様に反っていた、というか用紙が軽く波打っている状態。年賀状の場合は両面印刷なので、これがさらに波打つ原因となる。と言っても、それは普通の人は全く気にならない程度の紙の反りなのだが、いつもやっていると、ほんの少しの反りも敏感になって許せなくなってしまう。 この症状の原因は、大体推測出来ている。 ウチの事務所は下が駐車場で空洞なので冬になると足下が異常に寒く、業務用の冷暖房機の温風では役に立たない。去年からストーブを付けるようにしたが、乾燥するのでやかんをかけている。このやかんの水蒸気が多分影響している、と見た。 紙のストックが多い事務所は、紙自体が呼吸をしているので冬はものすごい静電気が起きて、ストーブを入れる前は、他人の手が触れただけで「バチッ!」と火花が散っていたぐらい。こういう場所では、ヒトのカラダがホコリを全部吸ってしまうので、風邪を引きやすいと聞いた事もある。 ストーブとヤカンのおかげで静電気は無くなったが、微妙に水分を吸った紙が反ってしまうということに…。 まだまだ年賀状の制作と出力が溜まっているので、ちょっと憂鬱。 未分類