大きな出来事 wizzplanning, 2006年10月3日2024年3月31日 9月末からデザイン協会のイベントに突入したので、今日カレンダーを見て、もう10月になっていたんだ!と確認。 長かった~。10月1日と2日のイベント期間で、デザイン協会会長として合計5回も挨拶させられた。 10月1日: 市民のためのデザインセミナーというタイトルで、シンポジウム。4名が2対2のチームに分かれて、プロジェクターで投影された2枚の写真について「どちらの色が好き」でディベートをするものだった。市民のための~と言いながら、雨模様の朝10時から会場に足を運んでくれる一般の方はほとんどいなかった。 ディベート自体は大変面白く、相手が選んだ写真と逆の写真を絶対誉めなければならないので、瞬間的な感性と洞察力が要求される。最後の方はしゃべっているうちに乗ってきたので、思いっきり大げさに「明らかにAの方がいいですね~!なぜなら、」と口からでまかせが平気で出てくるようになった。 10月2日: 本当に長い一日だった。自分の出番は、記念イベント冒頭の挨拶、サクセス・デザインプレゼンテーションで岩国のお菓子屋に対するプレゼン発表、午後からの浅葉克己先生の講演会の冒頭の挨拶、デザイン協会15周年記念式典での挨拶、ワカモノ・デザイングランプリ受賞者へのプレゼンター、デザイン協会功労賞表彰のプレゼンター、交流パーティーでの冒頭の挨拶等。 今回のイベントは、山口キャリアデザイン専門学校と山口県東部高等産業技術学校から学生が大挙して参加してくれて、会場は満杯だった。自分のプレゼンに対しても、すごい興味を示してくれて、夜の懇親会には学生が自ら話をしたいと集まってきた。 メインイベントは浅葉克己先生の講演。本当に素晴らしい!脳みそが真っ白になるくらい感動した。 同じデザインの仕事をしている一個人として、心から尊敬する。作品から発せられるエネルギーにも圧倒されるが、先生の朴訥としたしゃべり方にどんどん引き込まれていった。地方にいると、作品を見る事はできても本人から話を聞ける事なんて滅多に無い。学生達はこれからデザインの世界に飛び込む前に、浅葉先生のような「本物」の話を聞く事ができた。自分などは、本音としては、これから仕事をするのが怖くなった。同じプロとして仕事のエリアが違うだけで同じ土俵に立っている事に変わりはないから。 そして記念式典後の交流パーティーでは、学生達に「このパーティーの時間に絶対1度は浅葉先生と話をすること」を冒頭に伝えておいた。彼らは本当に先生の周りに列をなして、しゃべったりサインをねだったりしていた。若い人は「純粋」という武器があるから素晴らしい。 結局、パーティー終了後も2次会、3次会、4次会と深夜2時過ぎまで先生を連れ回した。よく食べ、よく飲み、友達みたいになってしまったが、いいんだろうか? 今回の15周年記念イベントは、しかし反省点も多い。肝心なデザイン協会員の参加が相変わらず少なく、何故「浅葉克己」というビッグネームの講演にも反応しないのか?例えば、自民党山口県集会に小泉純一郎が講演に来るとしたら誰も集まらないか? 刺激を受けたいから協会に入っているはずではないの?協会員の盛り上がりの無さには多いに不満が残るが、個人的には浅葉先生との出会いで、また人生の大きな目標ができた。 未分類