失敗から…

先日撮影したチャペルの写真をモニタでチェックしていたら、「ん？」何かおかしい事に気が付いた。

カメラのモニターは小さいので現場では気付かなかったのだが、ここの照明ってこんなに楕円じゃったっけ？

原因は、超広角レンズによるパース現象で、「球」が端にいくに従ってラグビーボールみたいになってしまっていた。広角レンズは、このパースが面白い効果を生むので非現実的な表現が出来るところが好きなんだけど、中心から離れるに従って強烈なパースがつくので、使う場所を間違えるとえらいことになる。まさにこのチャペルは、「球」状の照明が天井から等間隔で並んでいるので、空間の球にパースが付いて「あり得ない」絵になってしまった。

幸い、この程度なら簡単に修正が可能なので、歪んだ球をちょこちょこっと修正して終わり。この写真を使うか使わないかはまた別の問題だが、実際に人間の目では絶対に見えないバランスの写真になった。

カメラマンが見たら怒るやろうなぁ。

左が修正前　右が修正後