人生の中でも大きく影響を受けた出会い wizzplanning, 2006年5月11日2024年3月30日 長門まで打ち合わせに行く際に、事務所の小口用に現金が無かったので、銀行に行って5万円ほど引き出したら、残金が9千円しか無かった…。 月末と月初めの支払いや引き落としが終わった後とは言え、大変だどうしよう!を通り越して、「ハ、ハ、ウソやろ」笑うしか無かった。 ホームページの仕事を承けすぎると、こういう状態になる事はある程度覚悟していたが、まさに綱渡りとはこの事だろう。 事務所の経営的な損益分岐点は把握しているので、月末に請求書を作る時に実感としてそんなに苦しい状態になるとは思えない。ただしホームページは制作途中のものが現在6件あるが完成に至って無いので請求出来ず、この部門の売り上げは未だ「ゼロ」。2ヶ月に渡るような長期の仕事を承ける時は、本当に気を付けないと運転資金がショートして廃業という泣くに泣けない事になってしまう。 そんな笑うしか無い状態の中、長門湯本温泉のホテルのブライダルプロジェクトが始まり、かなりタイトなスケジュールになりそうなので全体の進行スケジュール表を作り簡単な打ち合わせ。 そして今日長門に行く目的がもう1件。デザイン協会の「学校へ行こう」という子供達へのデザイン啓蒙の事業の講師として依頼している、長門市在住のイラストレーター尾崎真吾先生との打ち合わせだった。 3年前に郷里の長門に帰ってこられたが、東京やアメリカで活躍されていた尾崎氏は数少ない山口県出身で全国区のクリエイター。ご自分の事を、デザイナーじゃなくてイラストレーターですから…と謙遜されるが、過去に数多くの大企業の広告の仕事を実績として残されている尾崎氏は、デザイナーの本質をきちんと理解されているからこそ言える言葉で、巷に氾濫している、実績も無いのにデザイナーを名乗っているフリーの連中よりも数段レベルが高い。 尾崎氏も山口県デザイン協会に入会していただいているが、長門に帰ってきてからは特別地元の業界の人間との交流が無いみたいで、自分も今までは何度か顔合わせ程度しかお話しした事が無かったが、今日は久々に「本物」のクリエイターの話しが聞けて、ものすごく楽しかった。もっと山口県のいろいろな事を教えて下さいと逆に言われてしまったが、本当に実力がある人は、気さくで頭が低いということを痛感した。 デザインの業界でやっていこうとする若い連中にも、身近にこんな偉大なお手本がある、ということを是非知って欲しい。 自分の仕事を見直す、貴重な時間。ひょっとしたら自分の人生の中でも大きな出会いになりそうな一日となった。 今日は久々に、ブログのタイトルそのままの「楽しいデザイン日記」が書けた! 未分類