実家の応接間には「マントルピース」という暖炉を囲うような造形物があった。
当時の洋間には必ずこのようなモノがあり、「応接間」というくらいだから普段なかなか子供は入れない空間だった。そしてこのマントルピースの隣りにレコードプレーヤーがあって、このレコードプレーヤーも巨大なものだった。 このマントルピースには丁寧にタイルの装飾がしてあるので、今回のリノベーションでは壁面はぶっ壊すけどマントルピースだけは残すレイアウトで空間を考えることにした。
応接間と和室の壁をぶち抜いただけで開放感がまるで違う。東から西側まで見通せることになり、風も良く通り家が生き返った気がする。