チャリティーの本質。 wizzplanning, 2014年8月27日2024年4月9日 ALSアイスバケツチャレンジで善意の強制を繰り返す風潮には、ものすご~~~い違和感を感じる。 やっていることはチェーンメールや不幸の手紙と一緒で、内容が内容だけに断りにくいということが前提だし、きっかけが有名人なので「自分もやらなきゃ」となるのだろう。 一人が次の3人を指名していくと、たったの15巡目には日本の人口を超えてしまうのに、そうならないのは、こういうシステムが絶対に成り立たないことの裏返し。 ALSがなんたるかをきちんと伝えていたら2巡目すら伝わらない。そして氷水の入ったバケツを頭からかぶるパフォーマンス競争みたいになって、すでに外国ではパフォーマンスの度が過ぎて死者まで出たらしい。このパフォーマンス、急速にしぼんでいくと思う。 本当はALSだけでなく、難病についての見識を知らない人に正しく伝えていかなきゃいけないのに、パフォーマンスの面白さばかりが目立ったしまった残念な例だろう。 今週末は24時間テレビが「まだ」今年も放送されるが、通常の放送よりも莫大な制作費をかけて、しかも通常の放送よりも莫大なCM料を企業から出させてチャリティー番組を企画するイデオロギーの矛盾はどう解決するのだろう? 毎年感じるけど、24時間一切放送の電波を流さない、その制作費と(流さなかった)CM料のすべてをチャリティーする(企業もチャリティーに参画する)、という方がはるかに意義のあることだと思うんだけど… 24時間ぐらいテレビを一切見なかったって誰も死にゃしないでしょうに。 未分類