電気用品安全法の結末 wizzplanning, 2006年3月25日2024年3月30日 またお役所仕事か!電気用品安全法の施行を1週間後に控えて、ぎりぎりになって経済産業省がやらかした。 結局PSEマークの無い中古品の販売が、レンタルという抜け道をつくれば問題なくなって、ほとんど法律自体の意味がなくなった。 レンタルする方法は、高額中古を扱う業者なら当然知っていて準備していた方法なので、対面でやり取りが出来る店舗の場合は契約時に買い取りかレンタルかを選ぶだけ、しかもレンタルで償却期間が終わればそのまま客に譲り渡せば良いので、今までと何ら変わらない。むしろオークション市場でのやり取りが難しいので、これから割を食うのは個人消費者ということになってしまう。 それにしても施行直前になって、この対応。一番特をしたのは、リサイクル業者の在庫処分で叩き売り的に売られた中古品を買った消費者だが、今度は、真面目に法律の施行に対応して古い中古家電を通常価格よりかなり安く処分してしまったリサイクル業者が黙ってはいないだろう。 数十億円と言われる中古家電市場が無くなるのだから、規模の大きい業者ほど速く対応して安売りをしたはず。損害賠償訴訟も起こるかもしれない。言い換えれば、やる気が無くて何の対応もしてなかった業者が一番特をしたとも言える。まさに正直者はバカを見た感じ。 本当にお役所仕事というのは山口弁で言うと「ぬるい」(愚鈍という意味)。 「ぬるい」ことが今日もう1件。クライアントからの依頼で、制作したキャラクターを商標登録することになり半年前から手続きを繰り返し、やっと審査が終わり登録することになった。登録通知から30日以内に66000円の特許印紙を貼った申請用紙を送らなければ権利が消滅してしまうのだが、クライアントからの入金を待っているうちに期日がギリギリになり、今日発送しなければ間に合わないことが朝の打ち合わせで気がついた。あわててお金をかき集め郵便局に走って特許印紙を66000円分買おうとしたら「今日はありません」だって。特許印紙は滅多に出ないので平日以外は金庫にしまってあって、土曜日は我々では金庫を開ける事が出来ないので~と言い訳をするので、ちょっと「イラッ」ときたが、今日じゃないと間に合わないのでなんとかならないです?と冷静にお願いしたら、引き出しを探し始めて、「この見本の分しか無いんですけど、これを全部集めたらあるかな~あっ、ちょうど66000円ありました!」はよ出せよ!で、一件落着。 相手の立場やニーズに応えようという姿勢であれば、絶対に最初から対応が違ったはずだが、そこで諦めるのと食い下がるのとで対応を変えるというのは、いかにもお役所仕事っぽい。お粗末。 未分類