山中教授に刺激を受けて。 wizzplanning, 2012年10月11日2024年4月8日 iPS細胞を開発してノーベル賞を獲得した山中教授は自分と同い年なので、同世代の人が活躍している事はすごく励みになる。 テレビではクソ真面目に見える山中教授だが、iPS細胞の「i」を小文字にしたのはiPodのネーミングがカッコ良かったから、それにあやかって「シャレ」で小文字にしたお茶目なエピソードや、自らマラソンを走る事で研究費を稼ぐといった発想など、既存の枠にとらわれない頭の柔らかさが今回の栄光に繋がったんだと思う。 山中教授がインタビューで「知財」という言葉を使われている事が非常に印象に残った。 要は、医学・新薬の研究は莫大な利権に繋がるので、方向を間違えると特定の者が利益を独占するような事態になって医学本来の目的とは違うものになるので、早く革新的な発明「知財」を確定していろんな分野で使えるようにするのが一番いいというような見解だったと思う。 日本のような、研究者に日の目が当たらないような環境では満足な研究費も無いので、山中教授の今回のノーベル賞は本当に素晴らしい事だと思う。 自分のfacebook友達は、「山中教授に100億円を!」という主張を日本の経済成長と関連づけて書き記していた。もう公共事業にお金を使ったり、古いビジネスモデル、商品、サービスを既得権益者として生きながらえさせることは日本の経済成長のマイナスにしかならない、と。 これからはイノベーションを起こす事で経済成長を喚起するしか道は無い、と。 確かに自分たちが生業としているデザイン業も、デザインの中にイノベーションという言葉を使う事は少ないけど、やっている事は従来型の発想を捨てて新しいアイデア、革新的な発想でモノを創る、生み出すことなので、イノベーションなのだ。 但し、こういう「知財」を生み出す仕事に対して全くお金をかけない、そこに意識が無いというのが共通の悩みであり、地元周南を含めて山口県、もっと言えば日本の経済成長が滞っている原因だと思う。 未分類