最悪のタイミングのCM wizzplanning, 2006年1月7日2024年3月30日 ものすごい間の悪いタイミングのCMを見たので、すぐに書き記しておく。 今日の未明にJR下関駅が全焼した。全国ニュースでも取り上げられていて、詳しく知りたかったので事務所のテレビを付けておいた。そして昼前の山口放送でのニュースでも時間いっぱい使って放送された。 と、ここまでは「正月から大火事で大変だなぁ」ぐらいのことだが、ニュースが終わってすぐのCMでぶっ飛んだ。 いきなり、「炎がつくるしあわせ」というコピーが出てきて、まさに「火」がバンバンいろんなモノを燃やす(料理とか)映像が延々と流れた。そのCMの出来がまた良いだけに、余計に印象的で、さんざん火事のニュースをやった後にこれはないじゃろ~!と、テレビに思いっきり突っ込んでしまった。 スポンサーは確か日本ガス協会だったと思うが、こんなに間の悪いタイミングで放映されてはイメージダウンも甚だしく、このスポンサーの人が見ていたら、怒り心頭、冗談ではすまされない非常事態になるはず。 局としては、当然ニュースソースの種類はわかっているので、緊急でCMの差し替え等の対応は出来るはずで、あまりにも無神経。自分的には放送事故よりひどい不手際という認識である。 自分もサラリーマン時代はCM制作等に携わり、クライアント側として各局と付き合っていたが、局側は、いわゆる放送事故(無音状態が続く)には非常に敏感で、すぐにスポンサーに謝りに来るが、CMの順番やCMがスポットで流れる番組内容に関しては、ほとんど無頓着。CM枠を売りたい一心で、時にはライバル会社のCM(同業種)と順番が繋がったりしている。 日頃無神経に見ているCMだが、お金を払ってCM枠を買った企業なんかは、それこそ担当者はそのCMがちゃんと放送されたか確認のためにテレビを見ることもあり(自分はそうしていた)15秒で数万円から数百万円するCM枠の裏側にはさまざまな企業の思惑があるのである。 未分類