「忙しい」の意味 wizzplanning, 2005年12月20日2024年3月30日 午前中、宇部からわざわざクライアントで新規開業される病院の先生が来られたが、こちらの準備が十分出来ていないままの打ち合わせとなってしまって、少し迷惑をかけてしまった。 オープンが来年の3月頃ということで、サイン関係はほぼ施工も終わったが、パンフレットや名刺、診察券、封筒の類の印刷物はまだまだ余裕があると油断していた。 決して間に合わないスケジュールではないので、長年の感覚で制作に取りかかる時期を逆算してしまうのだった。 お客さんにしてみれば、開業のことで頭がいっぱいなので、少しでも早くデザインを見たいというのは当然なのだ。もう一件、同じように病院の新規開業のプランを受けているので、常に気には止めているが、なかなか現場にも行かれないので心苦しい。A先生、すみません…。 デザインや印刷の業界は、12月は異常な緊迫感のある月で、自分も今までに何度も修羅場があった。特に初売りに関わる販促用の印刷物で郵送する場合、元旦に着かないと意味がないので、1日でも遅れると大変なことになる。過去には、印刷物の配送時間を追っかけて佐川急便に押しかけ、1分1秒を争ったこともある。 この仕事をやり始めて、「忙しい」という言葉を使わなくなった。「忙しい」という言葉には、「自分の能力がないから」という意味が含まれていて、仕事をさばく能力があれば、絶対に忙しくはならないから。 平気で「忙しいから」と、約束をドタキャンする人や、「忙しい忙しい」を連発する人が寝ずに仕事をしているかというと、そうでもない。 実際デザイン業をやっていて、忙しくない人などあり得ないので、「忙しいでしょう」と言われても、「暇ですよ」とまではいかないが、「そうでもないですよ」と切り返した方がセンスがあるじゃない。 今は体がもたないので徹夜で仕事は滅多にしないが、過去に3日間ぶっ通しで徹夜して仕事した時には、「人間ってモノを食べないよりも寝なかったら死ぬんだ…」と実感したことがある。 未分類