そんなに工場夜景ブームは続くワケないからこそ！

周南は、商工会議所とデザイン事業者とのネットワークがまだまだ出来ていないな～と痛感した日。 お互いに認識していない、とも言える。

デザインを生業とする仕事をする者だったら、商工関係のあらゆる案件に関われるはずである。ちょっとしたポスターや印刷物に関しても、もう少しアイデアや手を加えたら効果も飛躍的に上がるのに、と思うモノが巷にあふれている。 逆に、デザイナー側も商工会議所と聞いてもピンと来ない。

昨日はデザイン協会の周南地区のミーティングだったが、周南市内の商工関係や地場産業センターにもっと積極的に出向いていこう！と話しても、みんなピンときていないみたいだった。 今日は、周南市としては今旬の試みである「コンビナートの夜景」に関連した案件で商工会議所の方と話したが、自分たちが知らない所でいろんなプロジェクトが進んでいるという事実、それを地元のデザイナーがほとんど知らないという事実、両方残念な感じだった。

自分で空撮した数百枚の写真の中からコンビナートを抜粋した写真集。これは相当貴重な写真集だと思っている。 周南市は新幹線で遮断されているので、海側のロケーションが非常にイメージしにくい地形だが、上空から見るとすごいというのがよくわかる。

工場夜景に関しては、海上からのツアーとバスツアーが現状企画されているが、実は夜景なんて上空から見るのが一番キレイに決まってるじゃない！ もっともっと、いろんなアイデアを出して次々に展開していかないと、所詮「夜景」だよ。今までだって周南コンビナートの工場夜景は何十年と同じ景観だったのに誰も取り上げなかったじゃない。

このブームが続くとは到底思えない。