記録としての写真。 wizzplanning, 2011年10月17日2024年4月6日 今日はfacebookに投稿した長文をそのままブログにも。 私がイベントの記録を出来るだけビジュアル(写真)で残す理由。 ここ周南市でも大小さまざまなイベントが、毎週の様に行われています。一般的にイベントは、段取りが9割。綿密な計画と段取りがしっかりしていれば、イベント当日の主催者は、そんなにドタバタすることはありません。 ただ、ほとんどのイベントは、「記録」をしっかり残すということが完全に疎かになっていて、せっかく意義のあるイベントを行っても「伝わらない」のです。 イベントが大規模になるほど、役割は細分化され、関わるスタッフは自分の持ち場以外の事は全くわからないのです。 イベントが終わって「よかったね~!」と打ち上げをしても、それを次にどう繋げていくか、活かしていくか?これが明確でないから毎回イベントが打ち上げ花火で終わってしまって「語り継がれない」のです。 私は今年度、周南市の中山間地域のイベントにはスケジュールを調整して出来るだけ取材に行く様にしていますが、地域の方が主催してスタッフも全部地域のボランティアで開催されるイベントは、朝から晩まで駐車場の誘導をされている方もいらっしゃいます。参加した人の笑顔や、イベントのコーナーや内容が時系列で記録に残っていたら、裏方さんも後で美味しいお酒が飲めるのです。 写真は「語り」ます。 私はデザイナー&ディレクターなので、写真を撮る時はデザイナー目線で「物語」を入れて撮る時と、片やディレクター目線で「内容を伝える」「おいしい場面(ハプニングが起きるのを期待して)」を撮る時があります。 デジタルの時代になって写真のクオリティは全体的に向上しているので、写真の善し悪しは見る人の感性で決まりますが、良い写真は何もキャプションを入れなくても物語を語ってくれるものだと思っています。 周南市の街の活性化策も、企画やアイデアは山ほど語られ、やるまでは本当に一生懸命なのですが、イベント当日、会場を造る準備の様子や参加した人の笑顔、裏方スタッフの汗、会場の空気感を「命がけで探し出して伝える」人は誰も居ません。 同じイベントでも目線を変えて見ると、全く違うモノとして楽しめるし、一瞬の人の表情は二度と撮れない「宝物」のような被写体です。だから常にカメラをぶら下げてイベント会場に行かないと出会えないのです。(ついでに言うと、相手にカメラを向けたことを意識させた時点で良い写真は撮れないのです) 長くなりましたが、これがイベントの記録を写真で残したい理由のひとつです。 最近は動画の方が伝わる場合もあるので両刀使いですが…。 しかも、Facebookは、今のところ気軽に伝えるツールとしてはベストだと思います。 未分類