俯瞰でしか見えないもの wizzplanning, 2011年2月17日2024年4月3日 昨日は遊んだ写真を1点だけアップしたけど、今日は本気で撮った写真を2点。 現在大リニューアル工事中の周南市野球場。 確認したらこのスコアボードは、LEDのフルカラースクリーンとしては日本一の規模だそうだ。 両翼の距離を長くし、外野スタンドはスロープ状にしていつでも入って遊んだりピクニックしたりできるように大規模な工事が行われているのが手に取るように分かる。 トイレも両サイドにエレベーター付の立派な多目的トイレに! そして球場の「顔」であるメインスタンド外壁には、、、、それは秘密です。 ここで野球以外のイベント、たとえばコンサートを巨大スクリーンをバックにやったり、サッカーのワールドカップのパブリックビューイング会場に使ったり、はたまた子どもたちを芝生の外野に解放してアニメや映画大会を開催したり、屋外イベントの新しいランドマークになるかもしれないね。 とにかく周南緑地公園一帯は周南市が全国に誇れるロケーションだと思う。 スポーツの憩いの場とコンビナートが共存するまち、周南市! この写真1枚で何時間も語れるよ。 今日も都市政策部長(部次長?ちょっと役職がちがうかも)とこの写真で大盛り上がり。 戦時中はここは海軍燃料廠のタンクがあった場所で、ソフトボールグランド(平地)が点在している理由はタンクがあった場所だから、ということを教えてもらった。こういう事実はもっときちんと子どもたちにも教えないといけない。 野球場ができた理由も、必ずそこには原因がある。そこには毛利球場や動物園の誕生とも密接に繋がっている史実がある。 あ~こんな話聞いてたら周南市がもっと好きになるよ! 現在自分は周南市の景観計画策定委員なのだが、周南市の景観計画を検討する際に、こういう航空写真を導入するべきだと思う。周南市の中山間地域に棚田が多いのは、文字通り山間部に生活する人の知恵であり、地形を利用した土地の有効活用を極限まで追求した結果。地面で見てもある程度分かるが、空から見たら説得力が違う。 街づくり、特に街のインフラは地上で考えるよりも「俯瞰」で考えた方が非常に理にかなっていると思う。 デザインを考える時も、俯瞰で、すなわち全体を見渡しながら構想する手法の方が良いと思う。 こんな写真を上空をぐるぐる回りながら数百枚撮り、いろんな角度から見てみると、そりゃ面白いアイデアなんていくらでも出て来そうな宝の山を独り占めしたような気分になる。 欲を言えば、四季で撮ってみたい。 未分類