満足のいく仕事 wizzplanning, 2005年10月21日2024年3月29日 自分は写真で飯を食っているわけではないのでプロのカメラマンではないが、デザインの仕事をしている以上、写真も撮らざるを得ない。 出来れば毎回プロのカメラマンに仕事を出せればよいのだが、デジタル時代になってから、「早い」ということが自分の体にも染みついてしまって、今はほとんど自分で撮るようになってしまったし、それなりの機材もお金をかけて揃えるし、何より写真は楽しいので、いつも「もっときれいに撮るためには…」を自分なりに追求して、完全に自己流で自分のスタイルをつくっている。 その写真も、今まで一番苦手なのが「たべもの」だった。 建物や商品撮影なら、アングルが全てなので最終成果物をイメージして、ほぼ思うように取れるが、「たべもの」は、室内で撮ることが多く、ライティングを理解していないと絶対に失敗する。 今まで、自己流のライティングでひどい失敗をした。もう悔しくて悔しくて、絶対にマスターしたかったので、デザイン仲間のカメラマンに教えてもらった。 室内で撮る場合、プロのカメラマンが持ってるような照明機材が無いと、基本的に無理かもしれない…と、半ば諦めていたが、先日何気なくカメラ雑誌を見ていたら、「これだ!」という照明ツールが紹介してあった。 まさに自分が「たべもの」を撮る時に使いたいツールで、手が出ない価格でもないので、すぐ注文した。 そして今日、クライアントの季節メニューの撮影があったので、さっそく使用してみた。 まるでカメラの腕が上がったかのような、想像以上に美しい写真が撮れた。 料理の内容も、かなりの高級料理で、これ照明無しじゃあ辛かったな~と思うと嬉しくなって、「照明フォ~!」とレイザーラモンHGのような奇声をひとりで出しながら撮った。 実際、こんなことはプロのカメラマンから言わすと基本中の基本なのだが、自分としては、失敗を重ねてやっとたどり着いた「発見」なので、体で覚えたかけがえのない技術だ。 未分類