
今、人生で初めて軽トラに乗っている。
社会人になって就職先が自動車販売会社だったので、クルマには相当詳しい。というか、一般の人が知らない裏側も知っているし、開発途中のTOYOTAのクルマのテストコースでドライブしたり、新型車は必ず一番に試乗してコマーシャルをつくったり。
モータースポーツの世界にもどっぷり浸かった。レーシングチームの監督を経験できる者なんてそんなにはいないだろう。
なので、クルマに求める想いが普通の人とはちょっと違う。日本の場合、社会的な立場が高い人は高級車に乗っている、という構図が普通だが、そんなアホみたいな感覚が信じられない。
脱サラして、自分の好きなクルマにやっと乗れると思い、真っ赤なクルマにしか乗らないことが自分の中での条件だったが、赤い車を2台乗り継いだ後ヤギを載せなくてはいけなくなり、白いエスティマ(中古)に乗り換えたのが5年前。
6月末の車検でも何の不具合もなかったのでそのまま乗るつもりだったのだが、車検に出したら「ラジエーターが割れていてエンジンヘッドが歪んでいるので車検に通りません。エンジンを載せ換えるのに50万くらいかかりますが・・・」とTOYOTAのディーラーで言われた。
そんなに急に言われて、50万かけてエンジン載せ替える訳ないやろ〜!
今自動車業界はウクライナの影響で部品調達がままならず、新車は納車まで1年くらい。車検ギリギリだったので、とりあえず何かクルマを探さないと、と思った時に一番欲しい車が軽トラだった。
今までも、実家の整理やら何やらで可燃物や不燃物、産業廃棄物の処理で軽トラが何度も必要でレンタルしたり、友人に借りたりしていたので、一番欲しい車が軽トラだった。
そして今回ついに人生初めて軽トラを購入した。
もう無茶苦茶便利。日本で移動する手段/モノを運ぶ手段として軽トラほど便利はモノは無い。

このHONDAのアクティートラックという軽トラ。エンジンが荷台の下にある「ミッドシップ」でマニュアルトランスミッションなのでスポーツカーそのもの。
運転していて楽しくてしょうがない。色々改造するのも軽トラなので全然抵抗がないので、大人のおもちゃ状態で唯一無二のクルマに仕上げつつある。