自分の強みを仕事にする

自社の会社案内を編集した内容は、「立体オブジェ」の事例が一番目立つようにしている。

何と言っても一番自信があるし、まず地方のデザイン事務所がやらない仕事だから。でもこればかりは対面でじっくり打ち合わせして提案しないと無理なジャンルなので、年間に数件しか実現しない。

今回も最初の依頼は違うものだったが、絶対に創ったらウケる自信があったので立体オブジェの提案をして始まった。

養蜂園さんの販促物で、展示会や店舗のオブジェとしてミツバチのオブジェを10体。

ネットで調べても、同様のモノが世に出ているかけらすら無いので、試作を繰り返して相当な時間もかけた。基本は発泡スチロール造形で、削り出し／樹脂コーティング／パテ整形／塗装／パーツ製作／展示加工等、何から何までゼロから発想して素材を調べてホームセンターを何度も回ったりネットで材料を探し尽くして取り寄せたりして唯一無二の作品になる。

ターンテーブルで回るミツバチが2種類。

天吊式の「飛んでいる」ミツバチが4体。

マグネット式で、どこにでもくっつくタイプが4体。

もう可愛くて仕方がない。この手の造形物は、創る度にクオリティが増してくるので、事前に2〜3回試作を経たこのオブジェは全国に出してもウケる自信がある。

まるで自分の子のような愛着が湧いてしまって納品するのが惜しくなってしまったが、次に創る時は更にいいものができるはず。