パソコンデザインの弊害。 wizzplanning, 2017年12月18日2024年4月9日 世界文化遺産登録を目指す啓蒙活動として、錦帯橋のロゴマークを岩国市設定することになり、その錦帯橋のロゴマークを一般募集、受付窓口を一般社団法人山口県デザイン協会の事務局で担当した。 約1ヶ月の応募期間で、450点ほどの作品が送られてきた。 明日から審査に入るために開封作業をしているのだが、この事務作業でぐったり。 日本全国北海道から沖縄まで、海外からの応募もあり、公募ガイドにも掲載されたので山口県以外からの応募は殆どがプロのデザイナー。 一般公募なのでシンプルに応募要領を読んでA4用紙に出力(または手描き)し、別紙の応募用紙を添付して郵送すればよいのだが、パネル張りしたり厚紙に貼付けたり、なかにはCD-Rまでデータを入れて同封なんていうのもある。 さらにクリアファイルに入れて何重にも封筒に入れてテープで貼りまくって過包装されると開封するのに凄い時間がかかる。作品と応募用紙をホチキスで留められるとさらに外すのに時間がかかる。 まあ応募する方は少しでも目立つようにという思いがあるのでしょうがないのだが、数百点の作品を一人で受けるのでシンプルなのが一番好印象。 それにしても以前県内の各市町村の市章の審査をした時も思ったことだが、ロゴマークのコンペはパソコンデザインの弊害が一番顕著に出る。 中途半端にパソコンを使うと、自分でデザインしたのか「パソコンがデザインしたのか」わからないような作品が大量に出現する。 その曲線は手では絶対に描けないということを理解していない人が創る作品はものすごく安っぽい。 プロのデザイナーでもMacが出現する以前からのデザイナー(かなりの高齢)は、今だに手描きで作品を創って送ってくる人もいる。 安っぽいデザインが本当に溢れてデザインの価値を下げている。 未分類