デザインに対する冒涜。 wizzplanning, 2017年3月28日2024年4月9日 テレビのニュースを見て、目が点になった。 須金の巨峰を使ったロゼワイン「SUGANE(シュガーネ)」が、発売30周年を記念して内容とラベルデザインを一新だと。 ビジュアルが全く変えられていた。 それよりも何よりも、「SUGA~NE」って表記しちゃった!!!! 誰がやったんじゃ~っ! 正式名称:徳山巨峰ワインは、2010年に販売不振からパッケージリニューアルの依頼を受けて、当時「有限責任事業組合周南デザインネットワーク」というLLPで承けた仕事。 当時としては結構な金額の予算を付けてもらって、マーケティングリサーチから現地調査からなんだかんだで半年くらいかけて、最終的に須金のなしぶどう生産組合の方々にプレゼンテーションして、自分のデザインとネーミングを採用していただいた苦心の作。 当時リニューアルする際に掲げたコンセプトは、 ①ぶどうの産地である須金を全面に出したデザイン及びネーミング ②高級ワインにふさわしいパッケージデザイン ③須金ぶどう生産組合の方々の苦労が伝わるような演出 なんといっても「SUGANE」と書いて「シュガーネ」と読ませるワインっぽいネーミングを提案したのが自分としては最高の仕事だったと思っている。 それが証拠に、シュガーネはリニューアル後は発売後は、即完売と聞いていた。 最近はシュガーネといえば須金の巨峰ワインという認識も定着していたので、まさかパッケージを全面リニューアルする必要がどこにあるん?と思う。 でも絶対に 「SUGA~NE」はダメ。こういう大事なことは著作者に相談せずに変えちゃ絶対にダメ。「~」を入れた事によって、もう全部台無しになった。 「シュガーネ」という名前も使わないで欲しい。それくらい台無しにした。 世に出てしまった後なので、元に戻せとごねてもしょうがないが、機会があれば誰がやったのか知らないが担当者に正式に抗議するし、許せないものは許せない。 この件の経緯を知らない昨日今日担当した市の職員が「この際だから表記も変えよう」と思ったのかもしれないが、完全にデザインを冒涜しているね。センスが無いにも程がある。 もう周南市(役所)に任せていてはデザインは絶対に育たない。 「しゅうニャン市」みたいなセンスの無いネーミングを堂々とアピールする人たちが税金を使ってモノを創る旗を振っているうちは、絶対にクリエイティブなものはできません! この件に関しては、多分俺、怒りは収まらんね。 未分類