来た人に満足してもらおう!おもてなし感満載の講演会。 wizzplanning, 2016年1月31日2024年4月9日 昨日は同級生の長光と徳山高校の3期先輩の原田和佳先生が講師を努める市民講演会を聞きに行った。 認知症がテーマの講演会なので、立ち見を含めて500名近いお客さんが詰めかけ、大変面白くてためになる講演会だった。 なんといっても講師二人の「来た方に楽しんでもらおう!」という姿勢がすばらしい。原田先生は「しゃべり」でも食っていけるんじゃないかと思うほどトークが上手い。周南にこんな楽しい先生がいたとは、びっくりぽんだす。 ふたりで「掛け合い漫才」のように進行しよう、と相談していたそうで、お互い患者さんを数多く抱えて多忙の中、夜な夜なクラウドにデータを上げて、クラウド上で当日のスライドを作っていたそうだ。なるほど、これならお互い直接会わなくても自分のデスクで進行プランが進められるね。 でも、そこまで一生懸命来た人を満足させたい!と思う姿勢が素晴らしいと思う。一般的には医者が講演会の講師だと、何か上から目線で難しい話をしそうなイメージがあるが、全く逆。 奇しくも、前日に行政が主催する「新徳山駅ビルシンポジウム」が開催されてその内容の「薄さ」にウンザリしていたので、同級生の講演会の価値が何百倍にも増幅された。 徳山駅シンポジウムの開場からは「声が小さい」「意味が分からん」というヤジが絶えず、せっかく来ている他の人もみんな嫌な思いをした。 この講演会にはシンポジウムの倍近いお客さんが入って、多分後ろの方は声が聞こえにくい場面もあったと思うが、誰一人ざわつかないで逆に講師の言葉をひと言たりとも聞き漏らすまい!という雰囲気があった。それ以上に観客を笑わす内容もふんだんにあったので、本当に素晴らしいと思った。 自分が行政が主催するシンポジウムや市民を対象としたイベントにいつも不満の感情を持つのは、この「カタチばかりにとらわれて」来た人に満足してもらいたいというポイントが決定的に欠落しているからだ。今や後世に名前を残すような医療を極める医者でさえ、無料の講演会に来た人のために時間を割くことをいとわず、徹底的に準備をしてサービスに徹する。 昨日は講演会が終了後も先生に直接相談したいという人が後を絶たず、長光は丁寧に話しを聞いていた。徳山駅シンポジウムでは、質問が後を絶たないのに時間が来たら事務的にさっさと終了、みんな「どこにこの不満のはけ口をもとめればいいのだ?」という顔つきで帰宅していた。 長光は防府市内で「ながみつクリニック」を開業して脳神経外科としては「神の手」と呼ばれるほど腕も確からしい。数年前久しぶりに再会し、院長やスタッフの名刺をデザインしたことがあったが、個人的にプライベートで飲む機会が無かった。 昨日は同級生がわざわざ東京から長光の講演を聞きに帰ってきたり、地元の同級生も参加したので、講演会終了後はミニ同窓会を開いて同志の労をねぎらった。 未分類