CIの効果。 wizzplanning, 2012年12月13日2024年4月8日 某病院のシンボルマークを創ってから、反響が病院の内外からすごいというお話を聞いて、デザイナー冥利に尽きることだと思った。 元々CIとは、病院だったらその病院の理念を「目に見えるカタチに表す」ことなので、今回は自分なりに理念を表現した。出来る限りシンプルに。 今まで何十年もシンボルマークの無かった総合病院だが、今回シンボルマークを創ったことで、職員や医師の方々の意識が明らかに変わったという。マークを使わせて欲しいという要望や、それを使ったツールを創って欲しいという希望が総務にどんどん届いているという。 驚いたのは、患者さんからもマークを使わせてくれないかという申し出があるということ。なにやら、そのマークで刺繍みたいなモノを作って病院に寄附したいんだって。そのマークは患者さんにも希望を与えているということを聞くと、ものすごく嬉しい。 シンボルマークを大胆にデザインした「車いす仕様車」も、どこに行っても目立ってるらしいし、子ども達は「リボンのクルマが来た!」といって寄ってくるらしい。同時に創ったスタッフジャンパーも、院長自ら着てお披露目をしたらしい。ありがたいことです。 本当は、CIの効果って、このようにじわじわ波及するのが一番正しいプロセスだと思うので、デザイナーとしては本当にやりがいを感じる部分だし、これからも気が抜けない。 来年5月にオープンする新館のサイン計画に関しても、シンボルマークが出来る前の段階のサイン計画ではデザインの統一性に違和感があるので、急遽見直すことになり、今日も午後は病院の各部署を軒並み走り回りながらヒアリングを行った。 どうも病院って、外から目線でのサインになっていない気がするし、絶対にあるべき場所に誘導サインが付けられなかったり、なかなかこれは手強いぞ! 未分類