景観についての認識 wizzplanning, 2011年7月1日2024年4月3日 Facebookに空撮シリーズやホタルの写真をアップすると反響が大きいので自分でも励みになる。 「デザイナーの視点は素晴らしい。空撮デザイナーって仕事ありますかねぇ」 こんな意見も頂き、自分としても上空からの俯瞰写真というのは、誰でも引きつける魅力を持った写真なので、どうやったら依頼主が見つけられるかず~っと試行錯誤中なのだ。 本当は行政が一番のクライアントになって欲しい案件ではあるが、逆に、こんな仕事「前例が無い」典型的な企画なのだから…。 昨日、市役所での景観計画策定報告式で、新聞記者の質問にちょっとびっくりした。 「周南市は景観的に目立つものは何も無いですよねえ。パブリックコメントも1件も無かったじゃないですか」 その質問には反論した。 「周南市の景観は少し地味ですが、実際に地域を回ってみると素晴らしい景観の宝庫ですよ。それを市民が意識していないだけで、逆にこれだけ何でも揃っている街も珍しい。だからこの景観計画は、市民の方々に意識していただくための第一段階です」と。 景観計画策定委員会の協議の中で、一委員としては、周南市の景観の素晴らしさをもっと公開する仕組みを創って欲しいし、「周南市の景観100選」みたいな(ちょっとありふれた企画だが)コンテストをやったりして、ホームページ等と連動して周南市の美しい景観を「知ってもらう」ことをする作業をやらないと。 あの感動した須金のホタルも、実際に山全体がクリスマスツリー化している風景は、あの現場に行かなければ絶対に伝わらないのだ。「周南市」「須金の◯◯地区」「◯◯川の◯◯橋」「季節は6月の終わり」「時間は夜8時~10時」と条件を絞っていくと、日本でも有数の景観が目前に広がるのだから。そしてその風景はあまりにも壮大すぎて写真で表現できるのはほんの一部。 山の上までホタルが光ってるって誰が想像できる? 自分のような一個人が発信したって何の影響力も無いが、マスコミやメディアがちょっと取り上げたら日本の場合はすぐ人が殺到するような場所になるだろう。それもどうかと思うけど。 昨日の遠石八幡宮の「夏越の大祓」直前の風景。広角レンズの特性を知っていると、デザイナー目線で撮りたい写真はこういうアングル。近くのものはより大きく。そして背景には思いっきり背景の景色を入れて広がり(遠近感を強調)を演出。 未分類