スポーツもデザインも wizzplanning, 2010年2月24日2024年4月1日 今日の朝日新聞に、スケートの金メダリスト清水宏保氏が「スポーツに関して、日本はお金のかけ方が間違っている」というコラムを書いていた。 確かに、日本のメディアはメダルを期待するような報道ばかりで、オリンピックが終わった途端に一切関心がなくなる。 実際、金メダルを獲ったら一生が保障されるような国と、たかだか数百万円が報奨金でもらえる日本では、モチベーションが同じなわけが無いと思う。 これは、デザインの世界でも同じようなことが言える。 近年成長が著しい韓国は、デザインは国策なので、それこそ企業でも教育でもデザインに対する取り組み方が全然違う。「今」はまだ日本の方が勝っているかもしれないけど、数年後には絶対に韓国にデザインでも負けるだろう・・・というのが実感。 もう5、6年前に韓国のデザイン最前線を見に行って、サムスン電子の本社デザイン部もすごかったし、あまり韓国製の自動車は知られていないが、まんま日本車のコピーがうようよ走っていた。自動車に関しても、まずは「真似」から入っていくけど、アレンジしてオリジナルのものを創り出した時が怖い。 何といっても韓国の一番「怖い(凄い)」所は、兵役制度があることだと思う。若いうちに規範というものを強制的に叩き込まれる期間があることが、日本とは決定的に違う。 「国を挙げて」スポーツやデザインに取り組んで、若い才能にお金を徹底的にかける国と、「ゆとり教育」と言いながら徹底的に平均的な教育を良しとする国の未来は…。 未分類