実験店舗で昼食を wizzplanning, 2009年12月10日2024年4月1日 「もちbar のぞみ庵」昨日の昼食を、ここに食べに行った。 今自分が関わっている社会実験の、第1グループが取り組んでいる中心市街地の空き店舗を活用した実験店舗のひとつ。 この実験店舗の目的は、空き店舗を利用した新しい食文化の提供という、非常にわかりやすい目的の他に、もうひとつ非常に深い実験的取り組みがあるということを、現場で聞いた。 この店舗には毎日、近くの施設に入所している知的障害を持った若者たちがやってきて、「表舞台」に出るのである。通常、施設に通って外の世界を知らない彼らにとっては初めて経験することだと思う。 自分も、過去に福岡の仕事で知的障害者の社会進出のプログラムに従事して相当勉強したので、障害者独立支援法が出来たことで日本で知的障害の子たちの社会進出がどれだけ難しいか理解しているつもり。 この「もちbar のぞみ庵」では、彼らが給仕をしてくれ、注文を受け、配膳をしてくれる。まだ馴れないのでテキパキとはいかないが、笑顔は素晴らしい。この子達は施設に帰ると、その日のことを興奮してみんなに話すらしい。 この子たちは施設では、毎日一生懸命作業しても1ヶ月の給料は1万円程度しかもらえないという現実。こういう現実が山ほどあるということも、もっと公にするべきだと思う。 未分類