また辛口の… wizzplanning, 2008年10月2日2024年3月31日 また悲しいイベントのチラシが今朝の新聞に折り込まれていた。 “悲しい”とは、情けないという意味。 徳山商店街を中心に毎年開催されている「のんた祭り」というやつ。古くは、自分が子供の頃には徳山産業祭という名前で、名前通りの、産業振興に関する物産展が中心のイベントで、市内の小学校の鼓笛隊は必ずこれに出てパレードをしていた。 自分が遠石小学校の鼓笛隊の指揮者だったので当時のことはよく覚えている。 ところが今は産業振興のかけらもない。良いか悪いかは別の問題だが、なぜか“よさこい”がメインなのだ。高知県発祥の踊りを全国いたるところで流行に乗り遅れまいと“流行を追う人たち”が広めている。でも好きな人は好きなのだからしょうがない。 のんた祭りで一番悲しいのは、B3サイズのチラシのメインのビジュアルが、「お笑い芸人」なこと。それも(失礼ながら)大して有名でもない芸人までもがデカデカ載っている。このパターンは毎年変わらないのだが、一度祭りの主催者に本当に聞いてみたい。あなた達やる気あるんですか?と。 芸人をブッキングしたり、なんとかレンジャーショーを引っ張ってくる手法は、結局お金で集客を業者に丸投げするだけなので、「祭り」を「文化」的な地域興しと捉えて企画する人は絶対にやらない。やってはならない。 偶然、昨日の周南市の市広報に自分の恥ずかしい写真が載ってしまったが、自分が関わっている「まほうのことば音楽祭」は、予算もスタッフも小規模のものだが、コンセプトや目指しているものがきちんと地に足のついた素晴らしいものだという自負がある。それだけにイベントに関わるスタッフの大変さは並大抵のものではないが、こういう小さな積み重ねの先にはじめて「よさこい」みたいなブランドに育って行くものだとおもうんだけど…。 この写真ホンマに恥ずかしい… 未分類