高松にて wizzplanning, 2008年8月26日2024年3月31日 高松市での3日間は、全く仕事ができないので諦めて楽しんできた。 日本PTA協議会全国大会最終日は全国から6500名が集まった。 基調講演の講師は、脚本家の内館牧子さん。最近は横綱審議委員としてメディアに露出することの方が多い、一見怖そうなおばちゃんだが、このおばちゃん、単なる相撲好きなだけではなかった。 今でも東北大学の相撲部の監督まで勤めていて、国公立大学の中では敵なしといわれるまでにしたすごい人だった。 基調講演の演題は「角界における新弟子の規範意識について」だったと思うが、非常に面白い内容で、あまりにも聞き流すのはもったいなかったので、途中から必死で要点をノートに書き記した。 講演会で記録したくなる内容に出会うことは滅多にないが、この講演は聞いてよかった~と思う内容だった。 PTA協議会の全国大会の内容自体が、あまりにも型にはまった面白みのない(スタッフの数は1200名もいて、大変な規模の大会なのだが、どうしてああなんだろうと思う)ものだっただけに、内館さんの講演だけが新鮮だった。 いわゆる「規範」とは、「世の中のきまり」という意味合いだが、今の若者には徹底的に規範を叩き込むことで角界というものの伝統が保たれてきたが、日本語がわからない外国人力士にいくら日本語で規範を教えても理解ができないことが、最近の外国人力士の事件につながっている云々、といった内容だったのだが、一番印象的だったフレーズが、白虎隊の教えを例に出して、 「什(じゅう)の教え」には人としてやってはいけないことがあるのだが、一番最後に、 「ならぬものはならぬのです」という言葉で締めくくってあるということ。 要するに、「人としてやってはいけないことに理由を問うてはならないのです」 深い言葉だ。 未分類