なんとか完成 wizzplanning, 2008年3月3日2024年3月31日 キャラクターものって、だいたい最初にグラフィックデザイナーが平面のデザインを創る。そして普通はグラフィックデザイナーの手を離れて違う業者がぬいぐるみを創ったり着ぐるみを創ったりキャラクターグッズになったりと、二次使用されていく。そしてだんだん最初のイメージからかけ離れたものになっていく。 奈良県の平城遷都1300年祭のキャラクターを巡って、ひと騒動起こっている。 1000万円をかけて12名のデザインの専門家によるプロポーザルコンペを行ったが、決まったキャラクターが市民から「かわいくない」という理由で白紙撤回の運動まで起こっている。 すでに奈良県はキャラクターの作者に500万円を払って著作権を買い取っているので、この先どうなるんだろう。 この平城遷都1300年祭の場合は、作者の先生は東京芸大の大学院教授で彫刻の専門家だった。たぶん先生は最初から立体をイメージされたのだろう。代表作を見るとよくわかる。 それを妙にリアルにイラストレーションにしたものだから、キャラクターとして見ると自分も最初、「なんじゃこれ?」と思ってしまった。 ただし、最初は違和感があるぐらいの方が良い場合もある。だって最初の印象が最悪ならば、あとは良くなっていくしかないんだから。 「キモカワいい」という言葉が定着した背景も、最初が「気持ち悪く」なかったら「カワイイ」にはならないんだから。 はて、自分の場合はどうなんだ? やっと平面→立体が完成したが… 未分類