モノ創りとデザイン wizzplanning, 2007年8月1日2024年3月31日 昨日は県が主催する、県内の中小企業の「新商品売り込みフェア」みたいなイベントにデザイン協会としてのブースを出店した。 主に中小企業からのデザイン相談の対応窓口としての出店だが、イベントの主旨がイマイチよく分からなかったし、出店企業の中に知り合いがいて「なんで今日は出店してるの?」と聞いたら、どうも県に対するパフォーマンス的な意味合いが強い。県からの助成金で商品開発してるので、イベント出店の命令に断りきれなくて…と言う。 だからイベントにも活気がないし、売り込む方も真剣ではない(ように見えた)。 中小企業が助成金等をもらって商品開発する事そのものには何の問題もないのだが、モノを創る側に問題なのは、「何の為に開発するか」「誰に売りたいのか」市場調査を全くせず、販売ルートの見込みも無いのに、創る側の理屈(これを創りたいという一途な気持ち)だけで創ってしまって、デザイナーに、「コレを売る為のカタログやパンフレットを奇麗に創りたい、どうやって売ったらいいか?ホームページで売る方法は?」という事を相談しに来るパターンが圧倒的に多い。 それだけデザイナーの仕事が誤解されているということなんだけど、もうちょっと前の段階で来てもらえば良かったんですけどね~残念! どの県でも、モノ創りに関わる人たちの情熱はすごいのだが、どうみても売れないだろう、という笑えない代物も…。確かに機能は素晴らしいかもしれないが、デザインが良くないと絶対に売れるワケがない。 それだけデザインが重要です。という認識を中小企業の経営者たちに伝える事ができていない自分たちの業界のPR 不足も、同時に痛感した。。 未分類