単発の授業 wizzplanning, 2007年1月24日2024年3月31日 今日は臨時で防府商業高校の授業を担当した。 徳山商業の非常勤講師は、もう6、7年勤めているが、もと徳山商業の教諭で防府商業に転勤になった先生からの依頼で、急遽今日の授業を監修する事になった。 このK川先生は、ものすごいバイタリティの持ち主で、行く所行く所の環境を劇的に変えてゆく。徳山商業の次は県庁に3年ほど勤められて、デザイン会社や印刷会社の力関係などもだいぶ把握しておられた。 以前から、情報処理系の授業にフォトショップやイラストレーターというグラフィックソフトを取り入れ、その時点で学校の先生に教えられる代物ではないと気付き、プロのデザイナーにきちんと教えてもらう為に非常勤講師の登録をするシステムを作られた。 高校生にも商業デザインの意識を持たせ、徳山商業時代には校内にバーチャルな株式会社を設立し、商品開発からプロモーションまで展開し、全国一進んだ取り組みということで話題になった事もある。今のウチのスタッフの萩原は、高校時代にそのプロジェクトの中心になって活動していた。 今日の授業は、あるテーマで生徒がデザインしたポスターの講評をするというものだった。ほとんどの生徒が初めてポスターのデザインにチャレンジしたので、良い悪いを評価出来る以前の段階。先生の指導の、制作に至るまでのプロセスの指導にも問題があるが、誰一人としてポスターのラフスケッチを描いた生徒はいなかった。 短い時間だったが、「パソコンはただの箱、一番大切なのは自分自身のアイデアと発想の引き出しを増やすこと。デザインの授業に紙と鉛筆が無いなんてあり得ない。デザインはいろんなものをごちゃごちゃ足していくのではなく、ムダなものを省く(引く)作業。空間(とにかく生徒はスペースを埋めたがるので空白の部分がほとんど無い)もデザインの一部。」 いきなりこんな事を言われても、ピンと来なかったかもしれないな。 未分類