景観を損なわないPR看板 wizzplanning, 2006年12月27日2024年3月31日 最後は気持ち良く終わりたかったが、また嫌な思いをしてしまった。 何日か前に記しているが、依頼があったので往復350キロを何度も走って打ち合わせをして、現状の分析から数案のコンセプト案・デザイン案の提案までして、あげくの果てに社内でやるので~という言い訳で断りを言われ、かかった分を請求してくれと言われた件。 思いっきり請求してやろうかと思ったが、冷静になって常識の範囲で先月請求書を送っておいた。 そしたら今日そこの社長から電話がかかり、「これ何とかならんのかね!こんな高いと思わなかった」と一方的に上から言われた。 そりゃ~そうでしょう、あなたは言うだけで何もしてないんだから! どう見ても普通の発想ではその会社を建て直すことは無理、という分析をしたので、それなりの時間をかけてコンセプトを創った。こういう仕事をしていると、実際に手を動かすのは最後の最後だが、それこそ24時間ず~っとあらゆる視点から考えている。 もう思い出したくもないし、済んだことをぐちゃぐちゃ言ってもしょうがない。「何とかならんかね」と言いながら、勝手に金額を指定して「これだけ振り込んでおくから」だって。 請求されても常に値切る、ということが日常茶飯事の業界が、確かに存在するのだ。こういうことが平気になると談合とかに繋がり、日本をダメにする。 金額が重要なわけではないが、関わった貴重な時間を返して欲しい。 今日は嫌なこともあったが、デザイン日記らしいことも書いておく。 こちらは創建1300年という途方もない年月を記念する事業の話。地元の遠石八幡宮が創建1300年を迎えるので、記念事業のためのデザインプロデュースを約1年がかりで関わっている。これに関しては、当初の提案では航空写真を撮ってポスターにするつもりだったが、撮ってみると妙に生々しかったのでイラストに変更したり途中の変更がいろいろあったが、パンフレットや印刷物関係、ポスターの制作が終わり、今日は初詣の参拝者へのPR用に境内に看板を設置した。 境内の景観にマッチするようにデザインしたので、なかなか感じよく出来上がった。施工を依頼した看板屋さんも材料を調整して安く造ってくれた。 自分が小学生の頃は、ここの境内は庭みたいなもので、隅から隅まで知り尽くしていた。今回の記念事業は八幡宮の参道や森が全体的に老朽化したり痛んできたので修復工事や景観整備が主なのだが、確かに改めて観察すると手直しをしなければならないことがよくわかる。 今や、八幡宮の周りはほとんど住宅地の開発で森が無くなってしまったので、森(杜)を残すための整備が必要なのだろう。 未分類