夜の撮影

制作中の20ページ構成の会社案内も最後の撮影を残すのみとなり、夕方のタイミングを待って夕暮れ時の本社屋を撮影した。

夜景に浮かび上がるショールームの写真は決まればすごく美しいのだが、今回の撮影意図は、サイン類が大規模なVIで全く変わったので、このサイン類を奇麗に撮りたかったのだ。 自分の頭の中にはイメージが出来上がっているのだが、なかなか写真で表現出来ない。露出とシャッタースピードをいじくり回しながら何度も何度も撮り直して…。

ショールームの明るさを全面に出してしまうと、全体的には非常に美しいのだが、ネオンサインの明かりが明るすぎて真っ白になってしまう。理論的には、夜景で長時間露出のシャッターを切るので自ら発光している看板は完全に露出オーバーになるのはわかっているのだが、何か方法があるはず。 こういう撮影はデジタルだから為せる技で、撮っては捨て、撮っては捨ての繰り返しが可能なのだ。

もうどうしても無理（腕が未熟なのか？）なので、この写真は力技でごまかすことにした。同じアングルでまずスローシャッターで撮影し、次にストロボを発光させてネオンサインのみがくっきり映るように撮影し、Photoshopで2枚を重ねて美味しいとこだけいただくというワザ。これは今までいろんな失敗を繰り返しながら自分で開発したワザなのだが、結構いろんな状況で使える。