中学生を取り巻く環境 wizzplanning, 2006年11月30日2024年3月31日 中学校の2学期のPTA広報誌は学期末に父兄に渡す予定で、よく考えて逆算してみると、もう急いで制作しなければ間に合わない時期になっていた!アンケートをとっただけで、当分放ったらかしだった…。 今回も取材に行かなければならなかったので、昨日あわててアポイントを取り、今日は広報部のお母さんを連れて市役所へ。 今回の広報誌の企画は、「子どものことを親はどれだけ理解しているか?」というテーマで子どもと親に同じ内容のアンケートを行い、ギャップを調べてみた。そして子どもの悩みごとについて、親はどうするべきか?ということも問うてみた。PTAの広報誌は、あまり深く追求しすぎると学校からストップがかかったり表現を訂正されたりしてしまうので、少し柔らかい表現を使わなければならない(不本意ながら)。 市役所への取材の意図は、「周南市元気こども24時間ホットライン」という電話相談の担当の方に話を聞きたかったから。今回の広報誌の企画の趣旨を話し、現実の相談内容や子どもの現状などを聞きたかったが、話を聞けば聞くほど考えさせられる事が多く(大変重い内容)、子どもを取り巻く環境は、ここ周南市でも想像以上に厳しい…。印象だった言葉は、「親が、子ども(中学生)にはこうあって欲しいという姿と、今の中学生の現実の姿のギャップがありすぎる」ということ。 それと、このホットラインは子どものためのものという認識だったが、実は親の方が電話をしてくる比率は高いこと。 不登校や引きこもりの子どもに関しては、親の会というフォローするシステムがあるが、問題を起こした子どもの親に関しては、親の方が孤立し、世間の目もありますますマイナスのスパイラルに落ち込んでしまう。 書けば書くほど話を思い出して重くなってしまう…。あらためて相談員という仕事の大変さを痛感してしまった。 広報誌には、学校としての意見も入れるスペースをとっているが、こんな現実的な重い話を聞いたあとは、学校の意見の内容の無さが容易に想像できてしまう。 未分類